悲しみを知る者にこそ、変化が起こる

天国の大切な人を想うあなたへ。悲嘆回復・グリーフケア│my mom〜きっと、また│悲しみを知る者にこそ、きっと変化が起こります ワタシゴト
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しばらくブログをお休みしてしまいましたね。
少し仕事に追われていました。

私の生業はコピーライターです。

コトバを使って
【モノ・コト・ヒトとの新しい関係性を創造する】

そうした仕事です。

あなたはいま、どこで
何をしていますか…?
何を想っているのでしょうか…?

ずっと体をさすっていてあげたかった。
ずっとずっと話しかけていたかった。けれど…

2017年8月29日-

2年前の夏の終わり、
母は一瞬にして、
光になってしまいました。

“お眠り坊やちゃん”になってしまった母のそばで、
ずっと体をさすっていてあげたかったけど、
ずっと、ずっと話かけていたかったけど、
 
原稿を印刷所に入れる時間が決まっていたため、
仕事に穴を開けることができませんでした。

体温をなくした母の傍らで、
あの日のワタシは原稿を書くしか、
書き続けるしかありませんでした。

泣きながら、
止めどなく流れ出る涙を
垂れ流し続けながら…。

母のことを
“ひよこちゃん”と名づけてみたり
(ニックネームです。
ぴょこぴょこ歩く後ろ姿が
ひよこに似ていたので。
可愛かったです)、

「疲れてダメだー。
ちょっと寝かせてー」ということを
“お眠り坊やちゃん”と言ってみたり、

おかしなことばかり言って、
笑ってばかりいたふたりでした。

そんなふたりに、
突然、こんな別れが待ち受けていたなんて、
夢にも思っていませんでした。

人の命とは、
これほどまでに儚いものなのか…。
初めてそれを知りました。

思えば、私には拠り所になっていたのかもしれません。
もし、あなたの心の負担が軽くなるのなら…

好きなときに、
好きなだけ、
思うがままにしたかった。

仕事なんて放り投げて、
泣きたいだけ
泣きたかった。

けれど、
そうすることができない事情が
ワタシにはありました。

きっと、ワタシだけではない。

ニンゲンとは
大きい、小さいは別にしても、

何かしらの事情を抱え、
そして、苦悩する生き物だって

ワタシは、そう思っています。

あの時のワタシは、
そんなある事情のために、

そして悲しみを埋めるかのように、

むしろ、それまで以上に
仕事漬けになっていたと思います。

しかし、あの時のワタシには、
仕事=忙殺こそが
拠り所になっていたのかもしれません。

仕事でもいいと思います。

大切な人との思い出を
綴ることでもいいと思います。

あなたが「したい」って、
自然に思えることで、いいんだと思います。

もちろん、無理をしないでください。

もし、何かをすることで
心にのしかかる負担が
軽くなるのなら、

それが前へ進む
手がかりになるかもしれない…。

ワタシはそんな風に思っています。

「こんなことならできるかもしれない…」、
そんな風に思えること、
何か目の前に思い浮かぶことは、ありそうでしょうか…?

少しずつ、
少しだけ、
扉を開けてみるのもいいかもしれません。

事情を抱え、
苦悩するニンゲンにこそ、

悲しみを知る者にこそ
変化が訪れるって、

ワタシはそう、信じています。
止まない雨は、きっとないから。

いつも一緒に。
Thanks mom of heaven.
kitto mata…

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