愛する人は、いまどこで
何をしているのか？
行ったり、来たり…
答えを探し求めて、
彷徨っていますか？
母はどこに行ってしまったのか？
いま、どこで何をしているのか？
いつも一緒だったから、
ひとりになることなんてなかったから、
怖くはないのか、
心細くはないのだろうか…、
あの時の私は、
そんなことばかり考えていました。
そんな時、私は友人の言葉に
はっとさせられました。
そして、こんなにも自分のことを
愛おしく感じたことは
ありませんでした。
その時の溢れ出る想いを、
天国の愛する人を想うあなたと、
分かち合いたくて…。
肉体は滅んでも魂は永遠ですか？
私は母のことを
「ひよこちゃん」と呼んでいました。
少し歩行が困難だったから、
ぴょこぴょこと歩く姿が
愛おしくて、
後ろ姿も、なんだか
ひよこのようで…、
「ひよこちゃん！」
そう、呼んでいました。
そして母も、このニックネームを
とても気に入ってくれていました。
「ひよこちゃーーーーん
どこにいるでー」
「ひとりで怖くないのけー」と、
母のふるさとの甲州弁で、
母を探し続けていました。
「死とは」
「死後の世界」
「死んだらどうなる」…
検索窓に、そんな言葉を
打ち込んでいたと思います。
昨日も、今日も、
あくる日も、
狂ったように…。
- 死は肉体が滅ぶことであり、魂は存在する
- 肉体は死んでも、魂は死ぬことはない
- 肉体から魂が離脱すること、それが死である
そんな答えを
拾い集めていたと思います。
けれど、
全く頭に入ってはきません。
むき出しになった
私の心は疲れきって、
文字を見ることに精一杯で、
噛み砕くことなどできませんでした。
私の血も、肉も、骨も、母からできている。
そんな時、友人の言葉に、
はたと気づかされ、
自分で自分の身体を
ぎゅっと、抱き寄せました。
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お母さんは生きている。
あなたの身体の中で生きている。
あなたの血も、肉も、骨も、
全部、お母さんからできている。
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この言葉でした。
一緒に泣きながら、
顔をぐしゃぐしゃにして泣きながら、
そう言ってくれました。
あなたも、私も、
愛する人からできています。
あなたの身体の中で、
私の身体の中で、
愛する人は生き続けています。
自分の身体を、自分の両手で、
ぎゅっとした時、
私は母の鼓動を感じます。
ぎゅっとし返してくれる、
そんな気がします。
Thanks mom of heaven.
kitto mata…
P.S.
今日も、私と母の話を
聞いてくださって、
ありがとうございます。
今度は、あなたと
あなたの愛する人との思い出を
聞かせてくれますか？
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